室生犀星 蜜のあはれ (日本幻想文学集成)

著者 :
制作 : 矢川澄子 
  • 国書刊行会 (1995年4月1日発売)
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本棚登録 : 112
感想 : 17
4

老小説家ををじさまと呼ぶ、3歳の金魚のあたい。
この金魚がとても魅力的で引きつけられてしまった。
時にはとても美しい若い女性に姿を変え、
また時には金魚の姿のままでをじさまのおなかの上を
ぴちゃぴちゃと這いまわる。
そしてそのはすっぱな、でもとても女性らしい言葉遣い。
をじさまでなくても、金魚は君だけで十分だと
いいたくなるだろう。
ただ可愛がられるだけの生き物は
可愛がられ方をよく分かっている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(日本)
感想投稿日 : 2011年1月14日
読了日 : 2011年1月14日
本棚登録日 : 2011年1月14日

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