老小説家ををじさまと呼ぶ、3歳の金魚のあたい。
この金魚がとても魅力的で引きつけられてしまった。
時にはとても美しい若い女性に姿を変え、
また時には金魚の姿のままでをじさまのおなかの上を
ぴちゃぴちゃと這いまわる。
そしてそのはすっぱな、でもとても女性らしい言葉遣い。
をじさまでなくても、金魚は君だけで十分だと
いいたくなるだろう。
ただ可愛がられるだけの生き物は
可愛がられ方をよく分かっている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(日本)
- 感想投稿日 : 2011年1月14日
- 読了日 : 2011年1月14日
- 本棚登録日 : 2011年1月14日
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