こじらせ女子の話って書いてあったけど、そこまでこじらせてなかったからその部分が残念。
恋愛において、共通言語の多い方が良いのか全く逆の方が良いのかというのは結構平凡な議題ではあるが、そうゆうお話。
現在全く正反対の旦那を持つ主婦としては、ふと無性に共通言語を持つ人と話がしたくなるけどね。
うーんなんちゅーかあくまでも私個人的な好みの問題になるけど、
もっともっと底意地の悪い小説が読みたかったです。
終盤で主人公が『孤独ぶってる』と元カレにやり込められるところは良かったけど、
宮内側からももっとやり込められて欲しかった。
私が主人公に感じる嫌悪は完全に同族嫌悪であり、人とは違うと思ってる自分、
傷ついている自分、人を信用できない自分、孤独な自分、
私を分かってくれるのはあの人だけ、他の人達とは違う感覚を私は持ってる、
アイドルに心酔する人達、合コンに来る人達の浅さ、その人たちを心の中で見くびって蔑んでる自分、
みたいなものをもっとぐちゃぐちゃにしてほしかった。
そこまでしてようやくこじらせ女子の話でしょう。笑
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2019年7月4日
- 本棚登録日 : 2019年7月4日
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