金水敏(2003)の提唱した役割語研究の最初期の業績をまとめたやや一般向けの論文集という感じ。役割語をキーワードに、ハリー・ポッター、サイボーグ009など多彩な題材を分析している。役割語のようなものが存在しているような気は、日本人にはみんなしているんだろうけど、改めて概念として提示するのは大事だなあと思った。そのことによって、色んな人が注目して、研究がこれだけ進んだのだろう。
金水さんのことは2年生くらいのころから名前は知っていて、CSCD関連で顔も見ていたけど、あまり関わりがなかった。最終学年になって、ようやく関わりがでてきたところ。あわてて関連書籍を読んでいる。
『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』もすぐに読む予定。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年3月5日
- 読了日 : 2012年2月18日
- 本棚登録日 : 2012年2月18日
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