近代の超克 (冨山房百科文庫 23)

  • 冨山房 (1979年2月9日発売)
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本棚登録 : 173
感想 : 7
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文体が古いので、一文読むのに倍くらい時間がかかる…ただ言ってることや論理展開自体は変ではないので分かるし、自分の語彙に無い言葉を中心に構成される文章を読むと、思考や価値観の限界が拡張される感じで刺激的。日本浪漫派とかマルクス主義とか、もう少し時代背景や思想の前提知識があれば、理解が深まると思うが、80年以上前の時代の世相が当時の知識人たちの言葉を通じて生々しく伝わってきて、興味深かった。
文学の精神は純粋を求むる心である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年4月8日
読了日 : 2024年4月27日
本棚登録日 : 2022年11月22日

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