僕の強さはどこへ行ったのだろうー
この巻では京が進んで人を助けている…渋々という程でもなく。大分変わったなと思いきや「いつかは友人すら必要ない程強くならなくては」と不穏な台詞。自立と孤立の違い。俺がいなくなってもひとりだなんて思わないよな?と一平に聞かれて答えられなかった京。そんな自分に愕然とし、ますます弱ってしまう京。無意識に縋っている手や目が哀しい。負けたくない負けたくない。弱くなることは果たして悪い事なのか。少し距離を置いてみても、やっぱり支えてくれてるのは一平の記憶なんだよね。呪文のように名前を唱えて。まだまだ殻から出たばかりの京は迷って、立ち止まって、少しずつ本当の強さを手に入れていくんだと思います。
それで不安定になるくらいならもういいじゃないまだべったりでも、と京には憤慨されそうですが思ってしまいます。だけどこのみがな…。
でも一旦ここで退場。そうでした。これがあったから好きになれないんだった。自分勝手で都合よすぎ。真実をつげないで一方的にって。しかも偶然とは言えそれを京にだけは告げる卑怯さ。京が可哀想だ。
新キャラも登場。日美子さんも強気すぎて好きじゃない…。
そして友人三人。昔読んでた頃はもやっとしつつも流してたけど、またも「もやっ」の正体を今になって理解してしまった…。こんな後から出てきて友達の座になんて!的なね。いやとても歓迎すべき事なんですけどね?正直な気持ちとしては(笑)あと得するから言ってるんじゃないと言いつつ、すぐさま助けて!助けて!ってちょとイラっとしました。助けて欲しいからじゃん、みたいな。一平以外は認めたくないとかじゃなく。それもありますが(笑)
海迷宮は年一らしい京&一平とアキラ&結城の共演。ここら辺になってくるとアキラは結構好きだ。けど昔より更に結城が切ない~。もうさっさと落ちて!ていうか落ちてるじゃん!と今となっては思いますが少女誌だからね…。
- 感想投稿日 : 2011年6月26日
- 読了日 : 2011年6月26日
- 本棚登録日 : 2011年6月26日
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