夏の終わりに君が死ねば完璧だったから (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2019年7月25日発売)
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本棚登録 : 1609
感想 : 62
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自分はこうゆうビターハッピーエンド(?)の本を読むと
「救われないな」「幸せになってほしかったな」
って思ってしまう。
そんでもし弥子さんが病気じゃなかったら
二人はどんな人生を歩んだのだろうと妄想をしてしまう。
これが正しい楽しみ方なのかは分からないけど。

好きな人と一緒にいたい。
その感情にいくらの価値があるか、というテーマの本。
お金は目に見える価値の証明だ。
なら感情の価値はお金を与えるか捨てるかで証明できるのか。
『愛情ってさ、もしかしたら、捨てるかあげるかしかないのかな』
『それは、何だか寂しいよね……』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月7日
読了日 : 2022年4月7日
本棚登録日 : 2022年3月2日

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