クレーヴの奥方 他2篇 (岩波文庫 赤 515-1)

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本棚登録 : 191
レビュー : 17
poetryinme14さん  未設定  読み終わった 

本当に美しい恋愛小説。夫のいるクレーヴ夫人はハンサムな貴公子ヌムール公の求愛を受けて心が揺れ動く。彼女の心の動きが精緻に描かれる。物語としても面白く、主人公の行く末が気になって、ページを捲ってしまう。きりりと引き締まった古典的な文体で、甘ったるい形容詞などは使われていない。訳者はこの物語を訳す時に、源氏物語の文体を意識したそうだ。そのためにこの訳書には雅やかな雰囲気が漂っている。クレーヴ夫人はヌムール公を愛しながらも、身を任せることなく自立した人間として生きることを決意する。この決断に深く感動した。

レビュー投稿日
2017年4月8日
読了日
2017年4月8日
本棚登録日
2017年4月8日
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