講談社現代新書 新版 クラシックの名曲名盤 (講談社現代新書 1320)

著者 :
  • 講談社 (2007年6月21日発売)
3.27
  • (3)
  • (5)
  • (15)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 124
感想 : 10
4

クラシックを聴き始めた頃に、どんな曲をどのCDで聴けば良いかを、最初に教えて貰った本。 1997年だったので、この本の新版が出て暫くした頃だった。 読んで、聴いてみなければと思ったCDを買いに行く時の心躍る楽しさは、今も覚えている。 同じ曲の演奏の聴き比べはクラシックの大きな楽しみの一つだが、この本のおかげで最初から知ることができた。 以来気に入った曲は、必ずCDを何枚か買うことにしている。

この著者の特徴は、良いと思ったら筆舌を尽くして称賛し、ダメと思えばその演奏の存在価値も認めない、くっきりした評価姿勢にある。 しかしあまり認めていない指揮者でも、良い演奏については称賛を惜しまない。 芸術に客観的な評価を与えることは難しいけれど、少なくともこの著者の心を揺さぶるものであったことは十分に伝わる。 それだけで、聴いてみる価値はあると思わせる説得力を持っている。

今はもう、著者と私の好みはかなり違うことを知っているけれど、何冊も持っているCD解説本の中で一番よく読み返すし、その度に楽しめる。 交響曲、協奏曲、名演奏に的を絞った姉妹編あり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 音楽
感想投稿日 : 2011年3月11日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年3月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする