2021/8/17
間違いなく今年のベスト本!
小林秀雄の文章から滲み出てくる彼の人柄、思想、そして「姿」がこの一冊に凝縮されている。彼は、難しいことを易しくするほど難しいことはない、とある種本書の皮肉を語るが、兄を慕う高見沢潤子は文章からしっかりと「姿」を映す仕事を徹底している。
兄妹が仲睦まじく語らう様子がありありと浮かんでくる。
小林秀雄全集を読む前に『学生との対話』は有用だが、本書も同程度有用な一冊だと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月17日
- 読了日 : 2021年8月17日
- 本棚登録日 : 2021年8月17日
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