普通に見える女性が、気がついたらゾワッとする狂気に包まれていく様子を書かれた表題作ほか、計4編収録。
なんという事はなく淡々と物語は進んでいくのに、最後に、あ、と気付かされる事が多くて、じわじわと、まさに「真綿で首を絞められる」ように周囲の雰囲気が奇妙になっていく様がすごい。読み返す度に感想が変わってきそうな、不思議な作品。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
国内現代文学
- 感想投稿日 : 2011年5月23日
- 読了日 : 2011年5月23日
- 本棚登録日 : 2011年5月23日
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