第1巻 楽しい世界をつくる (未来をつくる仕事図鑑)

  • 学研プラス (2021年2月12日発売)
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「科学道100冊2021」の1冊。

小学校高学年向けの図鑑の体裁だが、これはおもしろい!
「乗りもの」「宇宙への移動」「月面生活」「ロボット」「映像」「農業・漁業」「ブレインテック」の6つのトピックについて、2つずつ実際の研究を紹介する。研究者にインタビューして、大まかな仕事の内容や、目的を紹介する。ふだんの仕事の内容や、今の仕事に行きつくまでの経歴もまとめられていて、親しみやすい作り。イラストもポップでわかりやすい。
さらに将来ありうる未来の仕事を想像する。
「月面生活」であれば、<スペース・コロニー研究者><月面開発エンジニア>を紹介し、未来にありうる仕事として<月面探査車操縦士><月面不動産><月面での植物の栽培><宇宙基地>を提案する。
子供たちが、「いろんな仕事があるんだなぁ」と感じたり、「こんなことに興味があるけどそれがどういう仕事につながるんだろう」といった疑問に答えたり、夢のある作りになっている。

最先端の話で、もしかしたら実現まで行きつかないものもあるのかもしれないが、夢があったり、わくわくしたり、なるほどと感心させられる仕事が多い。
宇宙ゴミを取り除く衛生の開発は今後、なるほど必要になりそう。超音波で空中ディスプレイをつくり、そこから操作するというのは、アイディアもすごいし、感染対策にもなる。衛星データを解析して、作物に合った気候の土地を見つけるというのは、なかなか複雑そうだが実現すればすごい。

調べ学習などにも向いていそう。


*裏表紙には「特別堅牢製本図書」と書いてありましたw 学校の図書室向けでしょうかね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書
感想投稿日 : 2022年2月11日
読了日 : 2022年2月11日
本棚登録日 : 2022年2月11日

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