空からのぞいた桃太郎

  • 岩崎書店 (2017年9月1日発売)
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感想 : 39

えっと、どうしてこれを読むことにしたのか忘れてしまったのですが(^^;)。

「空からのぞいた桃太郎」というと、桃太郎が空からのぞいてるのかい、と思ってしまいますが(いや、思わないか(^^;))、「桃太郎」のお話を全場面、空から、つまり鳥瞰図で見てみました、という絵本です。
おじいさんとおばあさんが山と川に出かける様子。
桃がどんぶらこっこと流れてくる様子。
桃太郎がすくすく育つ様子。
鬼退治をすると鬼ヶ島に旅立つ様子。
犬・猿・キジと出会う様子。
そして、鬼ヶ島で鬼たちをばたばたとやっつける様子。

比較的、淡々と描かれていくのですが、インパクトがあるのはやはり鬼ヶ島の場面でしょうかね。
楽しく賑やかに暮らしていた大勢の鬼たちがばったばったとやられ、最後は死屍累々の有様。
いや、ふつーに考えて、こんなムキムキの強そうな鬼たちに勝てるわけないだろ!?と思うのですが、なんでか桃太郎、勝ってしまうのですねぇ。

宣伝文句では「『桃太郞』の価値観を根底から覆す、衝撃の一冊」ということのようなのですが、どうでしょうかね?
アイディアとしてはおもしろいし、画力もすごいんだろうなと思うのですが、個人的には価値観がひっくり返る、というほどではなかったように思います。
空から見たから桃太郎の暴虐さが際立つ、というものでもないような。
このあたり、人それぞれなのかな?

うーん、これ、ほかの話で鳥瞰図昔話シリーズというのはありなんでしょうかね。
はなさかじいさんはちょっとおもしろいかな? うらしまたろうじゃ海の中だし、かぐや姫とかは部分的におもしろいかも?

・・・いや、まったくオチがなくてすみません(^^;)。こんな本を読みました、という記録です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書
感想投稿日 : 2017年12月30日
読了日 : 2017年12月30日
本棚登録日 : 2017年12月30日

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