走査型電子顕微鏡を用いて、ごく微細な生物の各部を鮮やかな画像として捉えた写真の数々。
原題は"Nano Nature"。
左側に生物の比較的低倍率の写真を載せ、右側にその一部を拡大した電子顕微鏡写真を載せている。
技術の進歩とはすばらしいとつくづく思う。これほど微細な世界を見ることが出来るとは。まずはそのことに感嘆したいと思う。
技術的にも、労力的にもすばらしい力作なのだと思うのだが、個人的に感じた難点がいくつか。
・右側の拡大写真が左側の生物のどの部分にあたるのかが今ひとつわかりにくい。
・左側にも右側にも倍率が記されていないため、どれほどの大きさなのかイメージしにくい。
・本来であれば白黒であるはずの電子顕微鏡写真に彩色がされており、それが少々けばけばしい。
とはいえ、すばらしい本ではあると思う。
手元にあって時々パラパラめくるといろいろ発見がありそう。
*家族に「新年早々グロいもの見ないで!」と怒られました・・・。やっぱり彩色がケバいのが大きいと思う・・・。
*鉤爪系の造形が印象深かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
生物
- 感想投稿日 : 2011年6月18日
- 読了日 : 2011年1月18日
- 本棚登録日 : 2011年6月18日
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