とくに期待しないで読んだけれど、意外と面白かった。
小説家を目指していた塾講師と、現役女子高生にしてベストセラー作家の少女の交流を描く。
色々と厳しい令和だからこそ、女子高校生との交流は厳しく罰せられ、だからこそ、それが禁忌として機能しうるのだけれど、それにしても、春琴抄ほどの淫靡さは感じられなかった。なんでだろう、単純に社会通念上の禁忌と、春琴と佐助の耽美的な禁忌さとは、スケールが全然違うからなのかもしれない。
まあ、それはおいておいて、夢を諦めきれない男性がとあるきっかけで自分の信じた道を再び踏み出すというストーリーは楽しかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年6月8日
- 読了日 : 2024年6月8日
- 本棚登録日 : 2024年6月8日
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