リネンとガーゼ 1 (りぼんマスコットコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2008年10月15日発売)
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本棚登録 : 140
感想 : 13
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『わ 我ながら
がんばってみました!!
あたし!!』

*****

『りぼん』時代から知っている漫画家、あいざわ遥さんの最新刊。
小学生の頃、『りぼん』に載っているあいざわさんのコミックを、「なんだか、おとなっぽいなぁ」と感じていました。
『Cookie』に作品を載せ始めてからの方がしっくりきていたようにも思います。
単行本収録の作品たちは『Cookie』掲載のものばかり。

オトナとコドモが出てくる、表題作、『リネンとガーゼ』。
前後編の『フツウの彼女』が収録されています。

表紙のカラー絵だとか、色合いがいつもほわんとしていて、素敵だなぁとしみじみ。

主人公はネットや雑貨屋さんで自分の作った雑貨類を販売している川乃。
大好きな手芸をお仕事にできて、毎日幸せ…のはずだったのだけれど、ある日、突然姉が子連れで実家に出戻ってきた。
幼稚園児のここみちゃんは何故か川乃を気に入って、いっつもべったり。
慣れない5歳児との日々に、ストレスも発生。
でも、だんだんここみちゃんから元気をもらうことが増える川乃。

毎日が楽しいことばかりじゃない。
しおれたり、くじけたりしながらも、川乃がマイペースながらに一歩ずつ足を踏み出していく姿は思わず、応援したくなります。

出てくるお洋服や小物類も相変わらず、可愛らしくって、見ていて楽しい。

同時収録の『フツウの彼女』は一見ミステリアスな感じの女の子がメインなのですが、実は色々フツウ…というか、ナチュラルな部分がとっても、微笑ましい感じ。
井口くんの色々な発言と駆け出す姿、胸キュンです(笑)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2019年5月9日
読了日 : 2008年10月20日
本棚登録日 : 2008年10月20日

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