ジウ〈3〉新世界秩序 (中公文庫)

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本棚登録 : 3739
レビュー : 367
著者 :
ぽっぽさん 小説(国内)   読み終わった 

*Ⅰ~Ⅲ、まとめての感想。

ドラマ化をきっかけに職場のひとに借りて読む。
私にしてはなかなか速いスピードで一気に読むことができた。
思っていたよりもライトな読み心地。
心配していた痛い描写については多々出過ぎて途中から慣れてしまうというか…良くも悪くも効果?が半減されてしまった感がある。
『ストロベリーナイト』はドラマしか知らないけれど、『ジウ』と似た雰囲気を感じる。
物語の流れや設定?に。

しばらく痛い描写のある小説はいいかも…1~3巻までみっちりだったので、読み終えて3日ほど過ぎた現在、怖い夢なんぞ見てしまう…読んでいる間は慣れたけれど、やっぱり無いにこしたことはない、苦手は苦手。

*****

さて、物語。
警視庁特殊犯捜査係、通称SITに属する、門倉美咲と伊崎基子。
歳もひとつしか変わらないが、好対照な2人の女刑事。
武闘派な基子と女性らしさあふれる美咲。
美咲はなんだかんだと基子が気になって仕方が無い様子だけれど、基子は突き飛ばしこそしないものの態度で無関心を示している感じ。

ある日起きた1件の事件、それが未解決の児童誘拐事件とつながりを持っていることが発覚。
事件の裏にいる中国人少年、ジウを捜すのだが…。
お話が進むにつれ、どんどんスケールも大きくなり、駆け抜けていく。

美咲や基子の2人がメインなんだけれど、その2人が一番現実離れしていたような。
不思議な2人。
基子に関しては、弱者をいたぶるような真似をする奴を成敗!ならスカッとするはずが、やり過ぎ!も目立ち、部署が変わってすぐの事件については本当なら同性として、やった!となるはずが、ギャー!とびびる。

物語の中盤に出てくる<新世界秩序>とは何なのか??
基子と美咲、2人が事件に、そして、ジウへと迫っていく過程、結末。
<新世界秩序>、不気味でした。
潜在意識のように眠っているのか、そういった奥底から目覚めてしまうものは本当に恐ろしい。

美咲もラスト、頑張りました。
基子は一体どうなってしまうのか??
うーん。
そして、もう1人の主人公でもある、ジウ。
彼の壮絶な生い立ち、そして、彼が事件を起こす理由…けして彼のやり方を肯定しないけれど、美咲同様、少し切なかった。

警察小説、というよりはアクション小説、が私の中ではぴったりくるかな。
勿論、本庁と所轄の確執なども描かれているので、警察小説としても十分楽しい。

レビュー投稿日
2019年4月22日
読了日
2011年8月2日
本棚登録日
2011年8月2日
2
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