日本の独立 主権者国民と「米・官・業・政・電」利権複合体の死闘

  • 飛鳥新社 (2010年11月1日発売)
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感想 : 15

今の日本の状況はひどい。菅総理はじめ政府はすっかりアメリカに丸め込まれてしまった。日本を再生する為に政権交代を進めたことが、アメリカの逆鱗に触れたことは間違い無い。もし国民がしっかりしていれば何とかなったかもしれないが、アメリカの反小沢一郎戦略にすっかりやられてしまった。著者はりそな銀行の不正や郵政民営化に徹底的に反対し、時の小泉竹中内閣から執拗な攻撃を受け、ついには冤罪で有罪となってしまった。りそな銀行の不正を追求していた公認会計士はホテルから飛び降り自殺、りそなと自民党の癒着をスクープした朝日新聞記者は東京湾で水死体となり、テレ東のWBSでりそなと竹中を糾弾した植草氏は痴漢にされてしまった。恐ろしいことである。元自民党幹事長野中氏は自民党寄りの政治評論家に盆暮れに500万円づつ渡していたと言い、政治評論家の三宅久之氏はその受け取りを認めた。森田実氏はアメリカの大手保険会社を中心としたグループが日本の郵政民営化を進める為、広告代理店に5,000億円支払ったことを暴露した。これらはほとんど日本のマスコミには報道されない。この本を読めば日本人の資産を自分たちで守るにはどうすれば良いかが見えてくるだろう。

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感想投稿日 : 2015年1月19日
読了日 : 2011年2月3日
本棚登録日 : 2011年2月3日

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