世界は密室でできている。 (講談社ノベルス)

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本棚登録 : 839
レビュー : 148
著者 :
かさのしたさん  未設定  読み終わった 

どうでもいいよとばかりに解決されていく密室トリック。それでもルンババは密室に没頭していて、友紀夫は全然興味ないようで。結局、友紀夫は密室を解くのが怖かったのかもしれない。ルンババも、密室を解いているようで、それは密室を作るためだったのかもしれない。榎は姉が死んでから人が変わったようにまともになってしまった。でも、榎は最初から姉のまともな部分を一手に引き受けていたのだから、まともになったくらいで魅力を失ったりしない。椿は最終的に自分の望んでいたものが再生だったと気づいたから、光緒との別れを選択した。そんなのって悲しすぎる。不倫相手から嬲り殺されるだけでは足りず、恋人からの復習さえも耐え忍ばなければならなかったのだから。再生したのは三郎なのだろうか。それとも榎なのだろうか。家族愛は家族なしで成り立つものなんだって、そう主張せざるをえないのではないか。

レビュー投稿日
2014年10月5日
読了日
2014年10月4日
本棚登録日
2014年10月3日
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