ブラックユーモアというか、アイロニカルというか、普遍的で一癖ある短編集。同僚が貸してくれました。ミノタウルスの皿、権敷無妾付き、やすらぎの館、劇画・オバQ、コロリころげた木の根っ子、分岐点、ぼくの悪行、老年期の終り…というラインナップ。個人的には、コロリ〜が一番ゾクっときました。藤子先生の頭の中、のぞいてみたい。どんな風に物事がうつるんだろう。1960年代後半に描かれたとは思えない…んでも、こういういつの時代に読んでも考えさせられる物語を名作っていうんだよね。優れた作家は、作品以上に人間性に魅かれる。夫人によるあとがきも良かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2013年4月30日
- 読了日 : 2018年11月1日
- 本棚登録日 : 2013年4月30日
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