BT’63(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年6月15日発売)
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本棚登録 : 2139
感想 : 150
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読書日数 8日

こういった物語もあるんだと思った。

主人公が精神の病から治ったのだが、父親の形見の運送業者の制服を着たところ、40年前の父親の記憶につながり、その時に起こった、ある一つのボンネット型トラックをめぐる様々な出来事を見ていくという物語。

主人公が、過去を変えられるのではないかということよりも「今の自分は本当の自分なのか?まだ、精神病が治っていないのか?自分とは何か?」ということに正面からぶつかっていっているのが、印象的だった。

今回は前半で、これから一つの新事業を始めようとする(しかも、きっかけが主人公が過去を見た時に思ったことが、40年前の父親に伝えられたという形で)のと、BT21号で行われた1人の従業員失踪事件について、警察が嗅ぎつけたところで終わっている。

現実の世界では、主人公の元妻が過労で倒れ、その理由が主人公の後に付き合った男の仕事の穴埋めのためだと分かる。

自分を見つめなおすためだとはいえ「もしかしたら過去が変えられるのではないか」とも思い出している主人公。今後はどんな展開になるのか?楽しみである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年8月9日
読了日 : 2015年8月9日
本棚登録日 : 2015年8月9日

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