BT’63(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年6月15日発売)
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読書日数 5日

精神病から戻った主人公が、5年前に亡くなった父親の遺品でもあるトラック「BT21号」から、様々な過去の体験から、父親の、そして自分の人生を見つめ直していく。

主人公の父親は、なかなか過去の事を話したがらず、コミュニケーションが取れていなかったため、どこかにもどかしさを感じていたのだが、この「不思議な体験」のなかで、様々な不幸の連鎖で耐えに耐えた父親の生き様を目の当たりにする。

話のなかで終始出てくる「BT21号」。この「呪われたトラック」に関わったものは全て亡くなっていくんだが、父親は最後にこのトラックで救われる事になる。

このお話は過去の出来事を主人公が「タイムスリップ」して経験し、それを現代の時間のなかで探索していくというものだった。だんだん過去の出来事と現在が徐々につながっていくという展開が面白く、最後はやっぱり「大団円」で終わるのは、ほっとさせられる。

「嬉しさ悲しさひっくるめて人生だ。どんな事があっても受け止めて一歩ずつ前に歩く事だけだ」

こういうのお話は、勇気がもらえる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年8月13日
読了日 : 2015年8月13日
本棚登録日 : 2015年8月13日

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