空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫 い 85-9)

著者 :
  • 講談社 (2009年9月15日発売)
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読書時間 4時間(読書日數 12日)

おなじみ 池井戸潤の2009年に発表された小説。
運送業者が起こした脱輪事故により、一人の女性が亡くなるということから始まる。

その運送業者が使っていたトレーラーが、実は構造上問題があったのではないかということになり、いろいろ調査を進めていく中、3年前にも同じような事故があったことを見つける。その時はリコール隠しが発覚したことにより、自動車會社は相當信用をなくしたにもかかわらず、今回の脱輪事故でも、それをやろうとしているのではないかということで、どんな展開になるのか、非常に楽しみである。

そんな中で「親から引き継いだ会社を、どんな思いで守るのか」ということがテーマにもなっていた。いざ自分が経営するのとではワケが違うし、いろんな視点を持って部下の人たちに接していかなくてはならないということを、改めて考えさせられた。

あと、大企業の「悪しき習慣」というものが、しっかりと描かれていて、同族グループでの駆け引きみたいな場面も面白い。

後半が楽しみだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年2月2日
読了日 : 2015年2月2日
本棚登録日 : 2015年2月2日

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