親鸞 完結篇上 (五木寛之「親鸞」)

著者 :
  • 講談社 (2014年11月1日発売)
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感想 : 25
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読書時間 4時間20分(読書日数 13日)

五木寛之の「親鸞」シリーズの第3部(完結編)の前編。晩年の親鸞と、そこに携わった人たちとの人間模様。前編では一つの節目となる事件と、親鸞の晩年に対する心境の変化が綴られている。

親鸞の息子である善信とのエピソードでは、兄弟の恵信の息子に対しての嫉妬から、また、自分自身が博打に狂って借金がある事で負い目を受けていることもあって、お金を借りている覚蓮坊にそそのかされ「教行信証」を盗む手助けをする。
だが急展開を迎えて、最後は大きな騒動にまで発展する。

親鸞が晩年になって、自分が流された先である東の国では、念仏が浸透しているのはいいのだけれども、それが良からぬ方向に向いてしまっているとの報告を唯円にからきく。その時にいてもたってもいられなくなるが、その時に周りに引き止められる中、親鸞はある決断をする。

このシリーズ前編では、懐かしい人物が相当高齢になって登場するのだが、続けて読んでいる側としては楽しめるし、最後はどういう風になっていくのかが楽しみでもある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年11月29日
読了日 : 2014年11月29日
本棚登録日 : 2014年11月29日

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