
読書日数 4日
現在ドラマ化されている「下町ロケット」の続編書き下ろし。
帝国重工にロケットエンジンバルブを部品供給することで、ロケットの打ち上げが成功してから後、今度は「心臓の人工弁」の設計に挑戦する。
そんな中でも相変わらず「佃品質、佃プライド」は健在だか、前作との違いは「なんのために仕事をするのか」ということであった。
今回は「医療機器」ということもあり、失敗をしたらせいめいに関わることであるので、そのリスクを負いたくないと考えがちである。
実際、初めは躊躇もしていたのだが「医療の進歩が、人々の幸せやその周りを幸せにしていく」ということに気づかされることで、それに邁進するというのが、読んでいて共感できた。
ライバル会社や医学会の利権がらみに翻弄されながらも、佃製作所の社風が本当に素晴らしく、こういう職場で「真剣勝負することができる」というのも、町工場ならではの醍醐味だと感じた。
この作品は、今後の日本の「ものづくり」を目指そうとする若者が増えるいいきっかけになると思った。
- レビュー投稿日
- 2015年11月21日
- 読了日
- 2015年11月21日
- 本棚登録日
- 2015年11月21日
『下町ロケット2 ガウディ計画』のレビューへのコメント
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