読書時間 3時間(読書日数7日 OP2日)
いわゆる「ライブドア事件」の渦中にあった当時代表の筆者が、そのことの裏側も含めて、自分の人生観(死生・自j子分析・本質・未来・教育・仕事)を赤裸々に描き上げた本。
『現代人は「生きていくのに必要な仕事をしているわけではない」いわば「娯楽的労働」である』とか、『働きたくない人を無理に働かせようとするのは、労働が尊いとされていた時代の残滓だ』など、直接この部分だけきくと耳を疑う言葉だが、この本を通じての筆者の考え方(というより思考方法)に沿うと、結構理解できた。『常に仕組みを考えて、納得したうえでいろいろなことをする』ということがいかに大事か。そして、自分が周りに対し劣っていることについて「勝つための戦略を考える」ことが重要なのであると強く述べられている。
筆者の発想は面白いし、いくつかの考え方はこれから参考にできることもあった。でも、何か「動物の本能的な部分や人間の存在意義(こういう言い方は適切かどうかは分からないが)」が大きく欠落しているような気がしてしまったので、これを鵜呑みにして行動することだけはやめようと思った。
読み終わって、他の本も読んでみたいと思わせる筆者のうちの一人にはなった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自己啓発
- 感想投稿日 : 2012年6月21日
- 読了日 : 2012年6月21日
- 本棚登録日 : 2012年6月21日
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