数学と物理学の応用する先が「経済学」ではなく、
ただの「経済」というところがおもしろい。
また数学の知識をもって現実の社会で利益をだすという行動が、
ルーレットなどのギャンブルの研究からはじまったところは興味深い。
数学と物理学というと縁遠い印象がありましたが、
こうして経済(おもに投資・株式)ではたしている役割を知ると、
素粒子や宇宙の成り立ちなどよりは身近に感じました。
とくに印象に残ったのは6章と7章。
下記のような用語が経済現象とどうからんでいるのかわかりやすく説明してあり、
フラクタル、自己組織化、臨界現象、対数周期、カオス理論、
ランダムウォーク、ファットテール。
もう物理の用語はこわくない。
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- 感想投稿日 : 2017年4月5日
- 読了日 : 2017年4月5日
- 本棚登録日 : 2017年3月18日
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