著者のビジネスマン時代の回想である。ビジネス小説の多くは空想に過ぎない。高杉良の作品でも取材の上に成立しており自身の経験に基づくわけではない。自分の経験をビジネス小説という形で表現した本書は他作品とは一線を画す。
昨年だったか、モデルとなった銀行で同様の事件が起きた。著者はこれを見てどう思ったのだろう。清武氏の解説文も秀逸。コンプライアンスや危機管理広報も学べる良作。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2014年11月23日
- 読了日 : 2014年11月17日
- 本棚登録日 : 2014年11月17日
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