マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)

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本棚登録 : 1350
レビュー : 96
著者 :
michさん SF   読み終わった 

第二部は一気読み。
前巻からその兆しがあった通り、当巻ではボイルドの深層を丁寧に描いていた。それは、もちろんバロットとの対比であり、彼女があるべき姿を暗に滲ませてもいた。

動かざる過去に対してどう立ち向かうか。
まだはっきりとした見解は出せていないが、バロットとシェル、そしてボイルドともにその姿勢は異なる。
過去を正面から見つめ、克服しようとするのがバロットだとすれば、過去の忘却という逃避に走ったのがシェルであり、過去に取り憑かれたまま身動きがとれていないのは、実はボイルドなのかもしれない。

何れにせよ、そういった主要人物の深層に止まらず、あらゆる面で丁寧に、解りやすく描写を心掛けていることが、この作品の大きな魅力だと思った。

一部は活動の高揚感。二部は思考の刺激。三部はどうなるんだろう。楽しみだ。

ー3rdへ続く

レビュー投稿日
2011年10月10日
読了日
2011年10月10日
本棚登録日
2011年10月10日
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