The White Man's Burden: Why the West's Efforts to Aid the Rest Have Done So Much Ill and So Little Good

著者 :
  • Penguin Books (2007年2月27日発売)
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感想 : 6
4

思いっきり、Sachsさんに相対するような本。
今の世の中、Plannerが援助を企画し実行する世の中で、それというのは現実のcontextなんかまったくわかっちゃいない、それでは援助は効果的な援助として機能しない、ということを各種国別経済データから論証することを試みた本。

Planner的な立場で物事にあたるのではなく、常に現場で試行錯誤を繰り返して成功を収めていくSearcher的な立場で当たるべきだとEasterlyは主張する。現場重視の彼ならでは。

確かに、Planばかりが先行して、それを達成することだけになっては本末転倒だろうし、国によってはその内容が見当はずれの目標となることもありうるだろう。ただ、個人的には、この本は、ちょっとPlannerの立場をただ悪く言いすぎなのでは?と思う。
言っていることにはうなずくことも多々あるが、どちらにもいいところはあるのではないかなぁと思う次第。

ちなみに彼は、Searcherたるべきと言う中で、すなわち、これをすれば効率の良い援助になる、その国のためになる、という定式的なモデルはないと述べている。

また、現在の国際機関の合同の在り方は、説明責任をあいまいにしてしまっている、とも。そこも、市場の原理よろしく、皆が周りに必要性を判断されながら進む、試行錯誤型たるべきであるとする。

これから中央寄りの立場に立ちうる場面で、常に忘れたくないなぁと思わされる内容であった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 開発
感想投稿日 : 2011年4月12日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年4月12日

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