若い読者のための第三のチンパンジー (草思社文庫)

3.88
  • (12)
  • (21)
  • (12)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 321
レビュー : 16
pu-booksさん その他知識本   読み終わった 

なんか、タイトルを見て、勝手に、もっと哲学よりの本だと思ってたんだけど、めっちゃ思いっきり、人類学というか生物学というか的な内容だった(笑)。
結構淡々と書いてあるから、しかも大発見があるというわけでもないから、その辺は、そんなに「面白い!」という物ではなく、じゃあなんでそんなにこの本が山積みだったのか??と思ったくらいだったが、どうやら、この著者、銃・鉄・病原菌、だかの著者だったらしい!何も知らずにタイトルだけで買ったんだけど(笑)、期せずして、興味のあった著者のを読んだことに(笑)。しかも、解説を読む限り、そのエッセンスは、十分本書にも入っている、と。大体展開は読めたゼ、らっきぃ。
あと、こういう分野って、まだまだ未知のことも多いし、そもそも考古学的な世界の話になると、化石とかから仮説を立てて想像せざるを得ないから、結局、淡々と事実を書いているかのようにも読めるものの、このロジック自体が、この著者の独特な思想と知識によるもので、十分面白いものということなのだろうということも、解説等読むとすごく分かった。そこ理由だな。

でも、もちろん、読んで面白かったことも結構あり。チンパンジーも200語以上の語彙を教えれば覚える(視覚情報を使用)のであって、知恵の差ではない、要は人間は、たまたま声帯が発達したからこれだけ言語が扱えるようになったんだ、とか、人間とチンパンジーの遺伝子の差は2パーセント未満、とか。地球外生命を探すとかいうけど、本気か??地球の歴史を考えれば、自分たちより発展した文明の人と出会った場合には確実に蹂躙されたり虐殺されたりすると思うが…信じられん。とか(笑)。確かに、って思った。進化の歴史を考えれば、同じタイミングで進化することなんて相当レアなのに、って。
あとは、、何かまだあったはずだが…何だっけ。。あ、そうそう、農耕文明が何故ヨーロッパではすぐ広がったのに他の大陸では広がらなかったのか。これは、土地が東西に延び同じ気候だったから。ペトラが実は森林の中に王国があった(超衝撃だった)が、薪とかの取りすぎで滅亡したと思われ、侵略どうのではない、とか。他の文明も意外と同様とか。そんな感じで昔から人類は環境破壊と他種の絶滅を加速させてきたのであって、昔に戻るべきとか言う人もいるが、むしろ今の方が、いろんな不安要素もあるものの、一応は過去から学んだ行動を起こしているから希望があるのではないか、とか。人間以外の動物も虐殺的な、同種の殺しも行うらしいとか。
個人的には、that's it !だけど、サクッと読める感じの本でこれだけ得られれば十分よね。

レビュー投稿日
2018年3月27日
読了日
2018年3月27日
本棚登録日
2018年3月27日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『若い読者のための第三のチンパンジー (草...』のレビューをもっとみる

『若い読者のための第三のチンパンジー (草思社文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする