大晦日の夜、商店街で目撃したもの。
卒業旅行の夜、無理を言って泊めてもらった部屋に現れたのは。
夏休み、立ち寄った場所で聞いた怪談。
紅葉が覆う旧道で出くわしたもの。
年末に秘密裏で行われる高給のアルバイトとは。
日常と日常の狭間から出現する怪異譚を、季節の移ろいに合わせて語った怪談集。
季節感を感じられる話に限定したためか、百話ではなく六十六話を収録。人形の話が被ってるのも実話ならでは、というべきか。
「綺麗な梅林」はTVでも紹介されたそうだから、番組を観た、または実際に行った人もいるかも。
「十五日に行きます」は後半の展開が意外過ぎて、唖然となった。
「年末のアルバイト」は生きた人間の恨みつらみが凝縮された光景に、物凄く生々しい恐怖を感じた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本#910:怪談
- 感想投稿日 : 2016年3月27日
- 読了日 : 2016年3月27日
- 本棚登録日 : 2016年3月27日
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