怪談狩り 四季異聞録

  • KADOKAWA (2015年12月24日発売)
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本棚登録 : 57
感想 : 8
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 大晦日の夜、商店街で目撃したもの。
 卒業旅行の夜、無理を言って泊めてもらった部屋に現れたのは。
 夏休み、立ち寄った場所で聞いた怪談。
 紅葉が覆う旧道で出くわしたもの。
 年末に秘密裏で行われる高給のアルバイトとは。
 日常と日常の狭間から出現する怪異譚を、季節の移ろいに合わせて語った怪談集。

 季節感を感じられる話に限定したためか、百話ではなく六十六話を収録。人形の話が被ってるのも実話ならでは、というべきか。
「綺麗な梅林」はTVでも紹介されたそうだから、番組を観た、または実際に行った人もいるかも。
「十五日に行きます」は後半の展開が意外過ぎて、唖然となった。
「年末のアルバイト」は生きた人間の恨みつらみが凝縮された光景に、物凄く生々しい恐怖を感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本#910:怪談
感想投稿日 : 2016年3月27日
読了日 : 2016年3月27日
本棚登録日 : 2016年3月27日

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