風が強く吹いている (新潮文庫)

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本棚登録 : 11414
レビュー : 1715
著者 :
puccinさん  未設定  読み終わった 

三浦さんの著書としては長編だったのでなかなか読む意欲がわかずにいた本です。

でも読み始めたら、止まらない!。
余談だが3秒だか30秒で感動を呼ぶという映画音楽が流れる日曜日だというのに空いているカフェで5時間弱、一気に読み終えてしまいました。

たまたま集ったボロ下宿アパート竹青荘、通称アオタケでは住人が実に大学生らしい生活を送っていた。この10部屋が満員となり、まさかの箱根駅伝を目指すメンバーとなります。

箱根の山は天下の剣!という有名な文句があるように、日本のお正月の風物詩でもある大会。そこには毎年涙なしでは見られない様なドラマが待ち受けています。私の祖父もここで戦った選手でした。それだけに箱根駅伝は身近なところに当たり前のようにある競技。でも選ばれた精鋭達でさえも苦戦を強いられる場でもあります。

ボロアパートの暮らしから始まるところは面白かったのですが、プロローグがえらい長く読むのがちょっぴり億劫だと感じましたが、ここはどうしても必要な場面でもありました。

住人(選手)の1人1人の個性が深く語られていなかったならば、いざ箱根駅伝の各区間を熱く感じることができなかったと思うからです。あまりに過酷なレースを知る余り、転倒!棄権!といった事件の予感もありました。が、そこまでの展開はないものの、その場を間近で目にしているようなドキドキがあり呼吸が苦しくなりながら読了。それでも読み終えてからは清々しい気分になりました。

ページの多さも手伝ってか、読み終えた満足感は半端なかったです。年末あたりに読んだら、また箱根駅伝が何倍も楽しめること間違いなしです。何かに打ち込むことっていいな。

レビュー投稿日
2013年6月9日
読了日
2013年6月9日
本棚登録日
2013年6月9日
8
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