総理に告ぐ

  • KADOKAWA (2016年4月27日発売)
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本棚登録 : 101
感想 : 21
4

久しぶりに永瀬隼介さんの作品を読みました。
面白かったです。

いざとなると逃げ腰になってしまうノンフィクションライターの小林、
引退した大物政治家の自伝小説のインタビューをするうちに、
その内容が国家を揺るがす、現総理大臣の犯罪に及び…。

国家権力に一庶民が挑む、スリリングな展開。
最後の対決の場面では「小林、負けるな!」
そう応援してました。

NEOのメンバーも、それぞれ味があって良かったので、
続編があったらいいなと思います。

戦争を知らない世代が国会議員となり、世の中を動かす。
権力が暴走することの恐ろしさ、
「国家を守る」とはどういうことなのか、
考えさせられました。

まさに政治家の資質が問われている今、妙にリアルで…。
そして小説の中の事とは言わず、
マスコミの姿勢も、ぜひこうあって欲しいです。

”この物語はフィクションです。”
そう…本当にフィクションであって欲しいと願いながら本を閉じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: な行
感想投稿日 : 2016年6月22日
読了日 : -
本棚登録日 : 2016年6月22日

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コメント 4件

azu-azumyさんのコメント
2016/06/24

うさこさん、こんにちは〜♪

永瀬隼介さん。
全く知らない作家さんでした^^;

フィクションであってほしいと願う作品!
わぁー、興味をそそられる〜(^^)

杜のうさこさんのコメント
2016/06/25

azumyさん、こんばんは~♪

これね、面白かったよ。
小心者のライター、政治家、マスコミのみつどもえで、
最近どこかで見たような…。

永瀬さん、男社会のハード系の作品が多い作家さんです。
警察モノとかね。
私ね、ブクログはじめて気が付いたんだけど、
けっこうハードボイルド系読んでたの。
自分でも意外だったわ~。

結局、雑食なんだね(笑)

koshoujiさんのコメント
2016/06/26

こんにちは、うさこさん。今回業務連絡は特にありません(笑)。
永瀬隼介って読んだことがあるよなあ、と思い自分のレビューを調べていました。(^^♪
ありました。「12月の向日葵」という作品でした。
☆5つ。かなり感動した記憶があります。
うさこさんからもコメント頂いてましたね。
是非、読みたいですね。その前に貸し出し期間を大幅に過ぎている本を返すのが先ですが。(/・ω・)/
今日、ついに図書館から電話も来ましたし・・・・・。
で、今帰す前に読んでいる、湊かなえさんのの「ポイズンド―ター・ホーリーマザー」。
これ、凄まじい面白さです。
彼女独特の背筋がゾワゾワするような雰囲気が出だしからフルスロットルです。
ようやく久々に1冊の本が読めそうです。(^^♪
あ、業務連絡はないのですが、昨日ラグビー観戦のために上京し、今朝帰仙しました。
京王線が人身事故で動かなくなるというアクシデントがあり、
必死にホームや階段、エスカレーターなどを走りまくっていました。
この話はブログで書く予定なのでお楽しみに。(^O^)/

まずは

杜のうさこさんのコメント
2016/06/26

koshoujiさん、こんばんは~♪

そうです!「12月の向日葵」の作家さんです。
その男気とタイトルの意味に、胸が熱くなりましたよね~。

湊かなえさんの新作ですか!
気になってるんですがどうしようかなって思ってました。
毎度のことながら、湊さんには大打撃をくらっているので(笑)
でもきっと、いや、ほぼ確実に読んでしまうと思います。
それが湊かなえさんってことですかね。
ほんとに久しぶりのレビューですね~。←強調(笑)
楽しみに待ってます!

わぁ、やはり観戦されたんですね!
さっき早速ブログに伺ったんですが、まだでした。
>必死にホームや階段、エスカレーターなどを走りまくっていました。
期待度Maxです!
しっぽの先が矢になってるうさこでした(笑)

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