贖罪の奏鳴曲

著者 :
  • 講談社 (2011年12月22日発売)
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本棚登録 : 2070
感想 : 363
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贖罪とは…。
罪とは償いきれるものなのか…。
また考えさせられました。

始まりのシーンで、まず驚かされ、
どんでん返しのお話だと聞いていたはずなのに、結末にあ然…。

人生におけるさまざまな巡り合わせ、
それをどう受け止め、どう生かせるかは、
本当にその人次第なんだなぁ、とつくづく感じました。

取り返しのつかない過ちを犯したとしても、
それをただ後悔するだけでは、何も変わらない。

自分の罪を忘れることなく、
なにかを救うことで、いつか自らも救われる日がくるのかもしれない。
一方的に奪われた命は、決して戻りはしないけれど…。

それが彼の選んだ贖罪の道。

弁護士・御子柴礼司。
また、忘れられない主人公に出会えました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: な行
感想投稿日 : 2016年4月13日
読了日 : 2016年4月13日
本棚登録日 : 2016年4月13日

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コメント 3件

あいさんのコメント
2016/04/14

こんにちは(^-^)/

まずは、「葉桜」の事からこちらで書かせてね。
先生と女の子の書道で書く和歌のやり取りは、和歌が好きな人にはドキドキすると思うよ。
私は実はよく意味が掴めなかったんだけど。
自分流で解釈したわ、旦那ちゃん大好きだからね(笑)

「丹生都比売」読んでくれてるんだ!
草壁皇子可愛いよね〜♪
手をキュッと握ってあげたい。

そして、この本はまた考えさせられそうだね。
どんでん返し好きや〜(笑)
この本はシリーズ化されてるよね?違ったかな?
人気のある作品だよね。
私もチャレンジしてみたい。

では、またね(^-^)/

杜のうさこさんのコメント
2016/04/15

けいちゃん、ごめんね~。
あわててここも消しちゃってた。(>_<)
あいかわらず、ドジです。
昨日のは、もう読んでくれてたかな?
一応書き直すね。

この本、フォローさせていただいてる方が紹介してくれたの。
贖罪の内容が重いから、面白かった~って言っちゃいけないのかもだけど、
主人公も何とも言えず、味があるというか、クセがあるというか…。
二転三転してすごく読み応えあったよ。
私もどんでん返し、大好物だから!

そう、シリーズ化されてるみたい。
早くも次の作品読みたくてウズウズしてる。

それでね、中山七里さんの作品って、
登場人物がリンクしていることが多いらしいの。
私、この本で2作品めなんだけど、どちらもわからなくて残念だったんだ。
これはもう、順番に全作品読みなさいってことなんだね。(笑)

では、またね~(^^)/

honno-遊民さんのコメント
2016/04/15

「忘れられない主人公に出会えました」!
御子柴弁護士シリーズ、気に入ってもらえたようですね。
推薦した甲斐がありました(笑)
このシリーズ、新作が出たようなので、さっそく読まなきゃ。

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