ふと耳にした言葉や音などで、遠い記憶が見事に甦って来ることがあります。
この本を開いた時がそうでした。
昭和の犯罪史上、あまりにも有名なグリコ・森永事件。
ある日突然、空っぽになったお菓子売り場の一角…
何度もテープから聞こえてくる関西弁の男の声…
そして、たどたどしく脅迫文を読み上げる子供の声…
覚えていた。こんなにも…。
もしかしたら、この本に書かれていることが「あの事件」の真相なのでは…
そう思えてしまうほどでした。
実際の事件の真実がどうであれ、子どもを巻き込み犯罪に加担させた犯人は卑劣だ。
できるならあの幼い声の主に、君には何の罪もないんだと言ってあげたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
さ行
- 感想投稿日 : 2017年3月31日
- 読了日 : 2017年2月
- 本棚登録日 : 2017年3月15日
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コメント 2件
あいさんのコメント
2017/04/03
杜のうさこさんのコメント
2017/04/04