罪の声

著者 :
  • 講談社 (2016年8月3日発売)
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本棚登録 : 5576
感想 : 740
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ふと耳にした言葉や音などで、遠い記憶が見事に甦って来ることがあります。
この本を開いた時がそうでした。
昭和の犯罪史上、あまりにも有名なグリコ・森永事件。

ある日突然、空っぽになったお菓子売り場の一角…
何度もテープから聞こえてくる関西弁の男の声…
そして、たどたどしく脅迫文を読み上げる子供の声…
覚えていた。こんなにも…。

もしかしたら、この本に書かれていることが「あの事件」の真相なのでは…
そう思えてしまうほどでした。

実際の事件の真実がどうであれ、子どもを巻き込み犯罪に加担させた犯人は卑劣だ。
できるならあの幼い声の主に、君には何の罪もないんだと言ってあげたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: さ行
感想投稿日 : 2017年3月31日
読了日 : 2017年2月
本棚登録日 : 2017年3月15日

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コメント 2件

あいさんのコメント
2017/04/03

こんにちは(^-^)/

一生懸命書いたコメントが絵文字を使った為途中で消えていた…ショック。

読んだんだね〜
私も購入して1章だけ読んで今は休憩中。相葉ちゃんのドラマの原作を先に読んでしまいたくて。

読み応えたっぷりだね。ドキドキするよ。
私いつ読み終わるか不安にもなるなぁ(〃∀〃)ゞ でも、面白そうだからビュンビュン読めるよね!

私忠臣蔵の話全然進んでいなくて(笑)もう今年の討ち入りまでに読めたらいいかなって。やっぱり忠臣蔵は男中心の方がいいな。

グリコ森永事件覚えてるつもりだったけど、子供のことは覚えてなくて本を読んでびっくりしたよ。辛いね。また読み終わったらお話ししましょう!

返信も書いてあるので読んでくださいm(*_ _)m

杜のうさこさんのコメント
2017/04/04

けいちゃん、こんにちは~♪

コメントありがと~~!
これも病を押して読んだのだよ。
申し訳ないことに、事件の詳細なレポートのような部分はななめ読みしてしまった。
それでも色々と思い出すことが多かった。
街中で、野球帽をかぶったおじさんを見かけるとギョッとしたこととか、
お菓子が再発売になったとき、パッケージが開封防止の仕様になっていたこととかも…

それと、子どもの声ははっきり覚えてた。
その後、どのような人生を歩んだのかなぁって考えてしまった。
本当に、卑劣極まりないよね。

忠臣蔵ね、あの本を読んだ時、私もそう感じてた。
恋愛要素が強いものより、男気満載の方がワクワクするよね。
あっでも、暮れに積読山の細々と対峙したときにね、
同じ作家さんの『おんな泉岳寺 』(集英社文庫)を読んだの。
短編だったし、あっさりと読めたよ。

相場ちゃんの新ドラマ!
ほとんどテレビを視られてなかったから、知らなかった。ありがとうね~
早速番組予約しなくちゃ。
原作があるんだね。それも楽しみだわ。

色々心配かけてごめんね。
私ね、持病があって、無理するとすぐに寝込むんだよね。
今回もかなりしんどかった。まだ完全回復ではないんだけど、まぁゆっくり進むわ。

ブクログを始めて、初めてネット世界の方々と知り合えて、本当に感謝してるの。
それにあの本も読みたい。この本も。って気持ちに張りが出るし。

こちらこそ、これからもよろしくね!

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