アンソロジー 捨てる

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杜のうさこさん アンソロジー   読み終わった 

「アミの会(仮)」メンバー。(敬称略)
大崎梢・松村比呂美・福田和代・篠田真由美
光原百合・新津きよみ・永嶋恵美・近藤史恵・柴田よしき。
なんと豪華な顔ぶれ!

印象的だったのは、
大崎梢さん「箱の中身は」
夕方の公園のベンチに一人で座っている女の子。
ママに捨ててきなさいと言われた箱を持っていて…。
これは、なんだかほのぼのしました。

福田和代さん「捨ててもらっていいですか」
祖父の遺品整理をしていたら、太平洋戦争当時の拳銃が出て来た!
本物の拳銃を前にあわてふためきながらも、
「おじいちゃんのいたずら?」なんて思えちゃう家族が好き。

篠田真由美さん「forget me not」
両親の遺した実家の片づけに、振り回される娘の姿が切実。
”過去の名残、整然としていても内実はゴミ屋敷…”
この描写がなんとも…。

永嶋恵美さん「ババ抜き」
社内旅行の夜、三人の女性たちがトランプを始め、
負けた人は秘密を一つ告白する。
あ~、こわい!これは何とも言えず怖かった。

一番のお気に入りは、柴田よしきさん。
「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」
ベランダで植物を育てることが趣味の主婦・花子。
ゴミの日に植木鉢を捨てに来た男性を見かける…。
事件の謎は痛々しいんだけど、
花子と、夫のたくちゃんの雰囲気が和ませてくれる。

『捨てる』がテーマなので、読後感がいいとはいえませんが、
ほわっとしたものから、ゾクッ、ドロドロとバラエティー豊かでした。

レビュー投稿日
2016年6月16日
読了日
-
本棚登録日
2016年6月16日
6
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『アンソロジー 捨てる』のレビューへのコメント

azu-azumyさん (2016年6月21日)

うさこさん、おはようございます♪

『捨てる』というタイトルから、てっきり断捨離系の本かと思っちゃった(^_^;)

『捨てる』といっても色々なんだねぇ!
ほわっとしたい!
ゾクっとしたい!
というわけで、さっそく、( ..)φメモメモ

うさこさんが引用されてることばに。
心臓わしづかみだよ~!
なんか胸が熱いよ~!
目がしらも…

杜のうさこさん (2016年6月22日)

azumyさん、こんばんは~♪

やっぱり?私も最初そうだと思って手にしたの!
ねっ、勘違いしちゃうよね~。
ほら、私たちって今この類の言葉に敏感じゃない。^^
成果が出ているかは別として(笑)

でもそれがもとで、こんな豪華メンバーのアンソロジーに出会えて嬉しい。
azumyさんのレビューのおかげです!
ありがと~~♪

引用…。
どうしても処分できない品を預かってくれるお店の女主人の言葉で、
私もグッときちゃった…。

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