Grandfather's Journey

著者 :
  • HMH Books for Young Readers (2008年10月27日発売)
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本棚登録 : 25
感想 : 5
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とても静かな絵本。

語り手の「私」は日系アメリカ人。
本書は戦前、アメリカ合衆国を旅し、やがてサンフランシスコに居を構えた祖父の思い出を語る。
しかし娘(語り手の母)が生まれると、祖父母は日本に帰国する。
その娘が日本で結婚して「私」が生まれる。
祖父は日本にいながらまたアメリカに行くことを望んでいたが、戦争が勃発したせいでけっきょく叶わずに亡くなってしまった。

そしていま、孫の「私」がカリフォルニアにいる。「私」は少年時代に見た日本の山や川のことを覚えている。同時に、祖父がかつて愛したこの土地のことも愛している。

「可笑しいことに、一方の国にいると、他方の国のことが恋しくなってしまう。
今なら祖父のことがわかると思う。祖父がとても恋しい」

本書はそう締めくくられる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2022年6月8日
読了日 : 2022年6月8日
本棚登録日 : 2022年6月8日

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