久々にこんな面白くサービス精神に満ち満ちた小説を読んだ。上海にて、漱石の「我輩」が、シャーロック・ホームズと交錯する。「我輩」はある日、苦沙味先生が何者かに殺害されたという新聞記事を読む。しかもその容疑者は、彼の家に出入りしていた弟子たちらしい。どうやら、この事件には、あのモリアーティ教授も一枚噛んでいるらしい。500ページ以上ありながら、ページをめくる手がとまらない。極上のパロディ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・詩
- 感想投稿日 : 2015年12月1日
- 読了日 : 2015年12月1日
- 本棚登録日 : 2015年11月21日
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