直島 瀬戸内アートの楽園 (とんぼの本)

  • 新潮社 (2011年8月31日発売)
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感想 : 22
5

島に使っていいものか分からないが、垂涎ものである。
直島は遠いなあ。でも一度は絶対行ってみたい。と思いつつ。

モネの「睡蓮の池」に、
李禹煥美術館に、
宮島達男の家プロジェクトに、
杉本博司の護王神社に、
草間彌生のかぼちゃに、
大竹伸朗の銭湯に、

さらには豊島に犬島にと、てんこもり。
安藤忠雄と三分一博志の建築も忘れちゃならない。
ミーハーにはたまらない。

かたや、こんなアートの島に暮らすのはどんな気持ちだろうと妄想しだすと、だんだんそっちにも興味が湧いてきて、長期間滞在して島民の目線で直島を眺めてみたくなった。

きっと夢みたいな生活だろうな、とは思わない。きっと表にはでないあれやこれやの問題や、意外な楽しみなどがあって、そういう当事者しか知ることのできない細部を知りたい。

などなど本書を読みながらあれこれ妄想はエスカレートしそれだけでお腹いっぱいにならなくもない。

おまけに、実際には展示してないアーティスト(ヤン・ファーブルとかウォルフガング・ライプとか)の作品まで頭のなかで島に展示しはじめる始末で、だんだん脳内アートフェスティヴァルみたいになってきた。
何か知らないけど、楽しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 美術・デザイン
感想投稿日 : 2022年11月25日
読了日 : 2022年11月25日
本棚登録日 : 2022年11月25日

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