ヘリオガバルス: あるいは戴冠せるアナーキスト (河出文庫 ア 5-2)

  • 河出書房新社 (2016年8月8日発売)
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感想 : 7
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書き出しにシビれて衝動買いした。
それで読み始めたら、いつまで経っても登場人物を覚えられない。
しかもだんだんと話が錯乱してきて、訳がわからなくなってきた。
小説として読んでいたのが間違いだった。これは散文詩なのだと途中から自分に言い聞かせた。
そしたら始めから終わりまで通読する必要を感じなくなってやめた。適当にページをめくって読んでいる。すると、きらりと光る表現がそこここにある。
まるで、金かダイヤモンドかを、硬い岩を必死で削って探しているかのような読み応え。
いつまでも通読はできないだろうけど、何度もページをめくるに足る本であることは確かだ。

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・詩
感想投稿日 : 2017年2月24日
本棚登録日 : 2017年2月24日

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