本作は出生地の軛を振り切って都市で生きて行くことを決意する一女性の話。彼女は、地元に暮らすいわば弱者によって再び生きる力を得るのだけれど、本作の描き方だと、けっきょく地方が「踏み台」のようにしか思えない。結末がロジカルすぎて、ヒロインの変化がほとんど見えないのだ。彼女はまた、同じことを繰り返すだろう。
読書状況:読み終わった
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DVD
- 感想投稿日 : 2017年11月18日
- 読了日 : 2017年11月18日
- 本棚登録日 : 2017年11月18日
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