パク・チャヌク監督。
第75回カンヌ国際映画祭・監督賞。
ヘジュン(パク・ヘイル)という刑事が、ある転落事故に関して、死亡者の中国出身の妻ソレ(タン・ウェイ)を捜査することに。
ヘジュンは既婚者だが、この捜査対象の女性の魅力にとらわれていく。彼はソレへの愛がゆえに彼女の疑惑を晴らそうとする。
しかし、疑惑が晴れることは同時に、2人の関係が終わることを意味する。ソレはまた別の事件の被疑者として、ヘジュンの目の前に回帰する。こうして2人の関係はつながれる……
この設定がなかなか良かった。
この螺旋状の反復はどのような結末を迎えるのかとはらはらしながら観た。
ときおり目をハッとさせるようなショットもあり、また2人の関係の展開を暗示するたくみなショットもあった。
不眠症であるヘジュンの主観寄りの映画だから、本作はしだいに夢のような様相も呈してくる。ここもまあ悪くはなかったけれど、後半はただ長すぎたという印象は否めない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年11月25日
- 読了日 : 2023年11月25日
- 本棚登録日 : 2023年11月25日
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