照柿(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年8月12日発売)
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本棚登録 : 1343
感想 : 100
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単行本版は既読。高村薫作品で最も愛する1冊。
もう何度読み返したことか。

高村女史の作品は文庫本化にあたって大幅に改定されるんで
未読だったこちらを読んでみた。
冷血下巻の図書館順番待ち中でもあったので。
元より読みやすくなっている気はする。特に違和感なし。

いやー久しぶりに読むとあまりに官能的でびっくりするね。
他作品には無い生臭さ。全編に汗の匂いがするような。
合田雄一郎を愛してやまないのだけれど
この作品の彼が人間臭くて一番好きなんだよね。

さてと
下巻に出てくるハズの秦野のとの手本引きのシーンは改定してるくだろうか。
大好きな場面なんで弄っていて欲しくないんだけど。
不安と期待を胸に下巻へと進む。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 警察
感想投稿日 : 2013年3月10日
読了日 : 2013年3月10日
本棚登録日 : 2013年3月10日

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