日本語の作法 (新潮文庫)

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本棚登録 : 314
レビュー : 35
著者 :
文子さん  未設定  読み終わった 

背筋を正さなくては失礼だと思ってしまう。次々とこきおろされていく変な日本語を読みながら、自分の日本語も相当あやしいものだと省みて恥ずかしくなった。

あとがきにある。「日本語は乱れなくてはならなかった」と。日本語に限らず言語というものは乱れるものなのだ。そうして、発展と退化を繰り返してゆくものなのだと思う。数々の国から数々の言葉を取り入れた私たちの言語。折衷するのがうまい国だと感心してしまう。

「日本人はわからないことに鈍感である」という言葉が痛い。本当にそうだろうな、と思う。ぼんやりと聞いていてその本質を見定めようとしない自分にはほとほと呆れ返ってしまう。偉そうに呆けたことを言うな、と。

毒舌だと、うるさい年寄りの戯言だと言う向きもあるだろう。しかし、近頃こういう的を射たことを言う敏感な人もとんと見かけなくなった。
(20110820)

レビュー投稿日
2011年8月21日
読了日
2011年8月20日
本棚登録日
2011年8月21日
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