三国志 03 群星の巻

著者 :
  • 青空文庫 (2013年9月13日発売)
4.21
  • (5)
  • (7)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 1
5

董卓が実権を握り、我が物顔で政をほしいままにしているころ、曹操によって各地に檄が飛ばされ、袁紹を総大将とした討伐軍が編成される。劉備もその中に加わり、奮戦するが、、、、
相変わらず、わかっていても劉備の人の良さにじれったくなる。物語であるので、本当にここまで仁義の人であったのか、吉川英治によって日本人好みの性格に描かれているのかはわからないが、とにかくつけいる隙を与えがちな印象を受ける。一方で袁紹や孫堅などは自分の欲望にも忠実で、隣国に攻め入って占領したり、玉璽を持って自国に帰るなど、人間性溢れるキャラクターとして描かれている。呂布なんかは本当におつむの弱い、戦でしか生きて行く価値のない人のように描かれているものだから、なんとも哀れな気もする。
董卓は無事打ち取ったものの、帝室は相変わらず周りの傍若無人な扱いに翻弄される。この後物語がどうなって行くのか、だいたい覚えているのにそれでも先が読みたくなる。吉川英治の力量というべきか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年10月27日
読了日 : 2013年10月25日
本棚登録日 : 2013年10月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする