読む前は陶芸に関して全く興味が湧かなかったが、このタイトルと、「好いものは好い。」という本の帯に書いてある表現に惹かれ、購入。
知らないジャンルで、また、ページ数も500を超えているのにも関わらず、あっという間に読み終えてしまったほど、引き込まれる内容だった。
印象に残ったのは、やはり「西洋であろうと、日本であろうと、好いものは、好い。」という台詞。
作者が有名な人だから、この作品は素晴らしいだとか、つい、作品そのものでなく、人や文化を評価してしまいがちであるが、実はそうではない。作品そのものを正しく評価することが、大切なのだと感じた。
また、「好い」と思ったものには、頭で理由を考えようとするが、ときには感覚的に捉えてみること、なんとなくいいな、と思えるセンスやオリジナリティを磨いていくことが重要である。
それらが一言でギュッと詰まった、この表現は、シンプルで「好い」と思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年7月3日
- 読了日 : 2019年7月3日
- 本棚登録日 : 2019年7月2日
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