文章そのものは書けるけれども、もう少し上手く言葉を選んで文章を書きたい。そう考えている方へお薦めする一冊。
そもそも文が書けない、という人も読んでマイナスに振れることはないかもしれないけれど、きっと自信をなくしてしまうだろう。それほどに強烈な内容。
TwitterなどのSNSを通じて、誰もが「物書き」になれる現代。AIが作成した文章の質はますます上がり、人間が書く文章の価値は下がる一方のような気がしてならない。
そもそも、アマチュアとプロの違いはどこにあるのだろう、なんて気持ちで読んでみたが、アマチュアがここまでやるのには、厳しそう。
読む側から読まれる側へのシフト。
誰が読むのか。通りすがりの人間を、惹きつけるための広告として書く場合と、小説の始まりに書く場合は、大きく異なる。
下手な鉄砲は当たらない、と著者は説く。
良い文章とは、経験の積み重ねだけでなく、テクニックも兼ね備えていなければならない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2021年3月の本棚
- 感想投稿日 : 2021年3月17日
- 読了日 : 2021年3月13日
- 本棚登録日 : 2021年3月8日
みんなの感想をみる