名の知れたこわもてたちがズラリと雁首をそろえて”天皇ごっこ”というのだから、喜劇をとおりこして、筆者にはホラー映画の一シーンのように見えてくる。これが戦前の昭和という時代の、秘められた”もうひとつの顔”なのである。(本文P98)
南朝の末裔を称する熊沢天皇の生涯や背景を追った新書。読みやすくてさらっと読んでしまったので二回読みました。うっかり天皇制についてまで思考が足を踏み入れてうーむと考え込みました。
今尚残る顕密体制の実態などなど知らなきゃいけないことはまだまだ多いです。
天皇って、なに?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2008年12月20日
- 読了日 : 2008年12月20日
- 本棚登録日 : 2008年12月20日
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