本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人 (新潮文庫)

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本棚登録 : 178
レビュー : 22
著者 :
rafmon44さん  未設定  読み終わった 

立ち読みし、ついつい衝動買い。

週刊誌と言えば、大衆受けするゴシップを拾っては、それを求める娯楽好き向けに書かれるのだが、ネタは世俗から。この本も同様、まるで週刊誌のようなネタ構成。ストーカー殺人、子殺し、マタハラ、人身売買。面白いのは、ネタが古典から。純粋な古典好きな作者は、齢50過ぎの美人。見れば、他に、「本当はエロかった昔の日本」という本も。ああ、そっちだったかと恥知らず、興味はもはや違う向き。買う買わぬも、待ち時間15分程度の決断。約束にエロかったっという本を持参するのも憚れ、否、結果こちらを衝動買い。

中国は残虐だったとか、西洋は非情だとか、日本は違ったという論調もあるが、この本を読めば、別に日本だけが特別ではない事がわかる。人の習性など、然程変わるものではないのかもしれない。一つ言えるのは、我々は現代の常識で生きているという事。これは逆説的だが、今の方が住み良いという事も、また違うだろうという事だ。ただ、法華経でいう美醜の因果や戦国の世であった事、乳幼児の死亡率の高さ、避妊技術の問題などが、価値観を形成したのだろう。そう読むと、尚、私には面白い一冊となった。

レビュー投稿日
2016年10月22日
読了日
2016年10月22日
本棚登録日
2016年10月22日
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