Death of a Salesman: Penguin UK Edition (Penguin Modern Classics)
- Penguin Classics (2011年8月31日発売)


"American Dream"を信じ続けた一人の男、
交錯する家族・親友の想い、狂う歯車の回転。
漂う雰囲気はとても重たくて、ああきっとこの時代は
こういう人が多かったのだろう、そして、今も変わらず
このような家族はあるだろうとリアルな感想を持ちつつ読める。
授業中、本と平行してドラマも見たのですが
Dustin Hoffman演じる主人公のWilly Lomanの演技には
授業という概念を忘れて見入ってしまいました。1985年という
古さは何でもないものでした。
ラストは「本当にそれが最善の策」だったのかと嘆きたくなるほど。
けれどその時代「ありえた」話をArthur Millerは描いたのだと
思うからこそ、あれはあれで良い終わり方だったと思います。
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2006年8月8日
- 本棚登録日 : 2006年8月8日
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